このレビューはネタバレを含みます
煩悩に身を焦がし不安の絶え間ないさまを火災に遭った家にたとえて「火宅」という。
檀一雄の自伝的作品で、母と別れ、結婚するも先妻は亡くなり後妻は5人の子供を育てる。
自分は新劇女優と愛人関係になり…
お金もない、整った容姿でもない、甲斐性もない親子ほどの年上の男性がなんでここまで女たちから惚れられる…?と不思議に思うけれど、直木賞受賞の才能のある小説家だからね。才能に惚れるタイプの女性って一定数…
>>続きを読む緒形拳さんの映画を見るムーブがたまに起こる。
火宅の人っていうのは、仏教用語で「火宅」家の外側はごうごうと燃えているのに、それに気づかずのんきに家の中で遊んでいる様をたとえた言葉だとか。
それを「愛…
昔々、たまたま諸事情でビデオの抱き合わせ販売(20~30本)の中に有って観ました。
火宅の主を演じた緒形拳の生き方と友人の太宰治との交遊関係が事実とは言え実に面白い。愛人が多かった壇一雄。愛人のひと…
東映