90年のドイツ再統一を機に企画された作品。「ゴダールの映画史」と同じ作り方で、映画の引用、作家、詩人、哲学者からの引用、さらに「アルファビル」のレミー・コーション(エディ・コンスタンティーヌ )が登…
>>続きを読む相も変わらず断トツのフレーミング。
シャンプティエタッグ作に近いカメラの動かなさだが、色味がシャンプティエと全然違う。渋いカラーパレットが超絶格好良い。
『映画史』のようなモンタージュや、『マリア』…
カールマルクス通り,最期のスパイ,イラスト切り離し,思想物質化,現実崩壊哲学形成,ベルリンの壁欠片10ペニヒ,リスト,白配合不可,巨大採掘機,モーツァルト誕生日思い出し,ウィーンまで400km,羊,…
>>続きを読むヌーヴェルヴァーグに続いて、静かで張り詰めたようなオーラに満ち溢れたような映画で最高だった
冷戦時代にスパイだった男としてレミーコーションがベルリンの壁崩壊後にドイツを訪れる話でアルファヴィルの続…
冒頭の靄がかる森林の美しさが忘れられない。ゴダールの中でも特に難解のように見えるが、ドイツへの恋情をありったけに注ぎ込んだ表現の連続だと思うと容易に辻褄を合わせることが出来る。構図と編集がめちゃくち…
>>続きを読むこれは映画ではなく、完成された芸術作品。
ドイツという国家の恋沙汰を表した最高に美しい作品。
映像、音響、構成、全てにおいて最高レベルである。
映画として見たら訳が分からないかもしれない。
国家を中…
ゴダールはこの映画のインタビューで国家を一人の女性に喩えていたけど、確かにこれはドイツという国家=一人の女、を巡る失恋ドラマのようで、自宅から元彼との思い出=歴史を一掃して夜の街のような暗闇を彷徨い…
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