高校創立記念日の式典で「櫻の園」を上演する演劇部の数時間の出来事を描く。
20人以上の個性豊かな演劇部員のやり取りが甘酸っぱかったり生々しかったりで楽しい。度々聖徳太子のような気分に笑
南原…
『12人の優しい日本人』が大好きなので新文芸坐での上映を楽しみにしていた。すんごいよかった。
トークショーで初めて監督を見た。年相応に女性蔑視のアウトな発言を連発するおじいちゃん2名に若干引き気味の…
人間なんて本来美しいものだなとすごく感じた。そこまで遠くない時代ではあるが、少女の在り方は当時から比べると近頃の飛躍の仕方がとてつもなく感じる。皆、それぞれに美しいな、と鑑賞中ぼんやり。
作品とし…
何度見ただろう。傑作だと思う。最初は全然そう思わなかった。冒頭のカップルも、大根セリフも、女子校あるあるな雰囲気も!いやだな〜苦手だな〜と。それなのに理由もわからず泣いてる。心が震えてる。
「私を助…
1990年につくられた中原俊監督作品。桜の季節。私立櫻華学園高校演劇部では創立記念日恒例のチェーホフ『桜の園』上演の朝、部長は校則違反のパーマをかけてくるし、さらには部員が前日にタバコを吸って補導さ…
>>続きを読む"瑞々しさ"にも種類があって、これは、男として生を受けた自分にはどれだけ望んでも得られない類のものであった。
ぎゅうぎゅうに凝縮されたそれが絶えず映し出される約2時間。
至福でした。
冒頭。目まぐ…
ため息が出るほど美しい、大変に好みの作品。静けさの美学。
女子校、演劇部、桜、そしてチェーホフの『桜の園』。
すべてが繊細に絡まり合って、けっして声高には語られない感情たちが、視線や沈黙の中にじっ…
ある女子高の創立記念日に毎年、上演しているチェーホフの「櫻の園」が始まるまでの2時間を描いている。
突然パーマを掛けてきた演劇部部長、前夜、喫煙で補導された部員、女の子同士の友情プラスなどを畳み掛け…
このレビューはネタバレを含みます
少女たちの日常を切り取った、坦々たる映画だがひとつひとつがきらきらとした宝石のようで、触れたら一瞬で崩れそうな脆さもある。少女の憧憬描写、美しさだけでなくどこかにいそうな親しみもあり、とても素晴らし…
>>続きを読む二回目。
原作の漫画の方も読んでみた。
かなり原作とはシチュエーションなどが違うが、内容はほとんど変わっていない。
シチュエーションが違うため、ほとんどセリフは原作にないものだし、城丸さんも原作に…