静謐という言葉がよく似合う映画な気がする
原作から大きく口調を変えることなく、また淡々とした台詞回しが小説のイメージを汚すことなく機能している
原作は動きの少ない内面的な作品であるために、映像にする…
「の・ようなもの」「家族ゲーム」で若手トップランナーになった森田芳光監督が、あの東映で、夏目漱石原作の文芸映画を、忠実に理路整然と描き切った事への評価はやぶさかではないが、「ときめきに死す」以降の作…
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夏目漱石でもこれぞ森田芳光な演出やユーモアにニヤリ。笠智衆は父親役だけど、小林薫など小津作品のような台詞回しや発声もよい。抑えた演技で和洋折衷な着こなしの松田優作は最高にかっこいいし、艶かしくて儚げ…
>>続きを読むすごい、めっちゃ映像が綺麗で斬新でお洒落。全てのややこしいなあ、、っていう人と人同士の想いを、本当に全て言葉で片付けていくのが良かった。変に誰も無理やり突破して行動に移そうとせずに、全部話し合ってい…
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