「映画監督 森田芳光」にて。
森田芳光と松田優作のコンビで、ふたたび。「家族ゲーム」の松田優作のイメージが強いせいが、本作でも妙な緊張感が走っていたわ。
冒頭の羽賀研二のパジャマ姿や、呟く、いや…
高等遊民の倦んだ日常と、友人の細君への断ち切れない思いを描いた作品。夏目漱石の原作を森田芳光がデジタル的?に再構築した映画。
言葉の端々や、画面から匂い立つようなエロチシズムが…といったものは残念な…
「それから」
タイトルがまず良い。
その理由で高校一年の頃に小説を読んだのが懐かしい、それが初めて夏目漱石に触れた瞬間だったのを思い出した。
しかも映画では松田優作、、、最高すぎる。
この物語…
2018-11-02記。
『ビブリア古書堂の事件手帖』に「それから」の古書が出てくるというので事前に読んどこうと思って検索したら、映画もあることを知り鑑賞(ギリギリTSUTAYAにあった)。
漫画化…
静謐という言葉がよく似合う映画な気がする
原作から大きく口調を変えることなく、また淡々とした台詞回しが小説のイメージを汚すことなく機能している
原作は動きの少ない内面的な作品であるために、映像にする…
「の・ようなもの」「家族ゲーム」で若手トップランナーになった森田芳光監督が、あの東映で、夏目漱石原作の文芸映画を、忠実に理路整然と描き切った事への評価はやぶさかではないが、「ときめきに死す」以降の作…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます