夏目漱石、それから、森田芳光、松田優作、小林薫……どれをとっても私の中では最高のものばかり。震えるくらい期待して見に行った。それを藤谷美和子ひとりが何もかも台無しにした。そんなことってあるのか、と思…
>>続きを読むかなり原作に忠実だ。
だけど、原作から受けるおしゃれっぽい印象と違くて暗くてしみったれてて嫌になった。
原作の主人公はもうちょっと明るいっていうか、ボリスヴィアンの泡沫の日々の主人公とかオシャレで健…
漱石の原作のどこに惹かれ、なにを撮りたかったのか。そのことがなにも画面から伝わってこない。ここではいつもの森田芳光の軽快さと破調は封印され、いわゆる純文学の語りをそのまま実直に映画に移し替えているだ…
>>続きを読む明治40年代…長井代助は、裕福な名家の次男坊。帝大を出ておきながら職にもつかず、毎日家に引きこもって読書に明け暮れている。そんな彼の元に、西で銀行員をしていた友人・平岡が退職して東京に戻ったと挨拶に…
>>続きを読む親が金持ちだから、結婚もせず、定職もつかずにフラフラしてる男。で、昔彼女いたけど自分の甲斐性の無さから、幸せに出来ないと判断して、親友と彼女を結婚させたものの、未だに彼女が忘れられなくてウジウジして…
>>続きを読む藤谷美和子映画祭2本目。夏目漱石原作。
松田優作が高等遊民で、親友の妻に対して悶々とした想いを持ち続けてるっていう。文学を上手く映画にしたいという想いは分かるが、トリッキーな、そしてまたやけに審美的…