文学と恋愛-文豪たちが描いた「恋ごころの情景」@神保町シアター
[家が裕福で大学卒業後も毎日ブラブラしている代助(松田)に大学時代の友人平岡(小林薫)が訪れる。以前好意を寄せていた三千代を平岡に譲…
「三千代と平岡が結ばれることになった時、代助は親友・平岡のために喜びの涙を流した過去があった。しかし、それは青年期特有の義侠心の発露であり、自然の真情ではなかったことが、歳月を経るに従って明らかにな…
>>続きを読む一見平凡な日本映画といった面構えだけれど、ワンシーンワンカットの贅沢な使い方やメタ的な映像、カメラワークの非凡さによって原作で文字で描かれた心情、雰囲気をうまく再現している。ちょっとクセになる不思議…
>>続きを読むドロドロの純愛。
感情が入っていないような淡々とした台詞回しの中にフッと漏れ出す詩のような愛の言葉。
松田優作と藤谷美和子の本心のぶつけ合いのシークエンスは落ち着いた雰囲気の長回しだがとんでもない緊…
当時観に行った。夏目漱石の原作を読むより先に映画を観た。藤谷美和子の着物に憧れた。森田芳光の名は知らなかった。松田優作ファンというだけのまだ子どもで、どこまで理解したのかわからないが、物語の余韻に浸…
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