夏目漱石を読んで無いので純粋に映画感想として。
明治時代の実業家の次男坊は30のニート。そこに失業した友人が昔好きだった女と結婚し頼ってくる。女がまだ好きなニートは親の勧める縁談そっちのけで女に入れ…
夏目漱石でもこれぞ森田芳光な演出やユーモアにニヤリ。笠智衆は父親役だけど、小林薫など小津作品のような台詞回しや発声もよい。抑えた演技で和洋折衷な着こなしの松田優作は最高にかっこいいし、艶かしくて儚げ…
>>続きを読むすごい、めっちゃ映像が綺麗で斬新でお洒落。全てのややこしいなあ、、っていう人と人同士の想いを、本当に全て言葉で片付けていくのが良かった。変に誰も無理やり突破して行動に移そうとせずに、全部話し合ってい…
>>続きを読むとてもとても美しい。
原作を読んだのはもう10年以上前でお話もよく覚えていなかったけど、
三四郎三部作を読んだ時の感覚だけは残ってて、それをちゃんと表現されてると思った。
「僕は蝶々じゃないんだか…
原作者の夏目漱石と同じ帝国大学英文科卒の高等遊民が、日本の外発的で上滑りな開化(鎖国から一足飛びで西洋の近代化にかぶれたため神経衰弱に陥ってる)を憂う。
だが結論として、脱ニート(脱鎖国)――やむ…
藤谷美和子が可憐で儚げで、柄を重ねたお着物の着こなしもとても可愛らしくて素敵。なのに、松田優作も小林薫もどちらにも特に魅力を感じなかったので、観ている私自身がこの2人の間を揺れ動くことができなかった…
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