浅丘ルリ子が実に美しい。後年のどぎつい化粧のオバハンになった浅丘を思い出してはならない。浅丘主演ということもあるが、本作はどうにも吉田喜重の『水で書かれた物語』を思い出し、あれに映画として川島雄三の…
>>続きを読む蝉、髭剃り、鶏の羽ばたき、出血、ルリ子の白い裸体を貪る中村伸郎の冒頭、朽ちた温室での鍬での惨殺など、蔵原と間宮義雄のコラボは完璧な構図とシャープなカッティングで市川崑よりスタイリッシュ。吉田喜重より…
>>続きを読む三島由紀夫の悪趣味小説を、瑞々しい毒気を振りまく浅丘ルリ子主演にて映画化。濁った屋敷の空気感が、黛敏郎の音楽によってさらに際立つ。
浅丘ルリ子の吸いつきたくなる唇のふっくらとしたあの厚み。なんとも言…
原作は三島由紀夫。
新潮文庫版(※1)を読む機会があり、読了した後、文章から想像した、頭の中にある映像が消えないうちに映画版の本作も鑑賞しました。
同文庫の裏表紙に、あらすじが以下のように書か…
浅岡ルリ子めっちゃ美人…このリップライン真似したい!(笑) 独り葛藤して独り破滅に向かう女の演技は秀逸。モノクロで産毛までねっとり映す濃厚なカメラワークも素晴らしい。エロティックというよりは抑圧され…
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