三島文学の映像化という点だけで観ました。浅丘ルリ子の押し殺した欲望が全開する後半からクライマックス、ラストの目線からの衝撃シーンは、公開当時にしては問題作なのでは。石立鉄男は、くるくるパーマヘアの印…
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三島由紀夫原作、内に秘めていた満たされぬ情念が最後に美しい国宝を焼き尽くすことで完結する『金閣寺』と通底しそう。密かに愛する下男に見向きもされず嫉妬に狂った美しい未亡人が最後に鍬で打ち殺す結末。美や…
>>続きを読む「愛の渇き」は三島文学の中でも好きな方なんで、どうしても比べてしまう。
あげつらうとキリがないから一点。
悦子の虚無、空虚が全く伝わってこなかった。
その為に小説からのモノローグやナレーションや字幕…
192 2020/11/17 新文芸坐
夫亡き後その父と共に裕福に暮らしながら若い雇い人の青年に心を乱される浅丘ルリ子、無表情の下に感情を押し殺した繊細な芝居が美しい。
ナレーションや字幕で三島の…
中盤まで、これ自分理解できるかなとうまく掴めない予感がしたけれど、終わりに向けてピースがはまるように、あそこはそうかとスッキリするような気分。
主人公の肌の見せ方は白黒ならではでした。カラーで今現…
まさに三島由紀夫ワールド。それを映画で感じさせるのがすごい。
三島由紀夫ならではの、共感出来ないけどリアルな感じが出ていて、映画として凄いと思った。
白黒に映える肌の見せ方と、音が印象的。
終わ…