市川雷蔵は船場の足袋屋のぼんが似合いますね。あれだけ色気ある女性陣をはべらせても全く嫌味が無い。
おばあちゃんの大切にする船場のしきたり。雷蔵も作中で言ってたけどそれに則って生きるって楽なのかもし…
お嫁さん追い出し描写が凄まじくてこの後何人も出てくる女性たちは一体どうなっちゃうんだとひやひやしてたら、妾はまったく違うんですね、そういうもんなんですね…勉強になります。
画面は色々おしゃれだけど…
『ぼんち』(1960)BS録画分で初鑑賞。船場のぼんぼん役の市川雷蔵が飄々とした味。彼をとりまく商家や花街の女達のしたたかさ、哀れさが軽妙に描かれる。山田五十鈴、若尾文子がいい。市川崑の得意なジャン…
>>続きを読む朝ドラのおちょやんが面白すぎるので、なにか船場が舞台の映画でもと思って、ふと思い出したこの映画を初めて視聴。
放蕩息子も雷蔵が演じると、なんとも上品。構図、カメラも市川崑らしくモダンでオシャレ。
そ…
商売には口出しできないが、家内のことは一切合切取り仕切る、現代版大奥のような趣。毛利菊枝と山田五十鈴のコンビのえげつなさがたまらない。美しく、艶やかで、甲斐甲斐しいが、計算高く、したたかで、時に下劣…
>>続きを読む年始の『炎上』に続く、市川崑×市川雷蔵作品。
足袋問屋の若旦那の放蕩を描いた作品だが、雷蔵演じる喜久治の女遊びにはギラギラとしたところがなく、むしろ弱さからフラフラと女にしなだれかかるといった風情…
京さん、若尾さん、越路さん、僕も湯船に入ってよろしゅうございますかなおはなし。
女遊びに現を抜かす若旦那…所謂"ぼんぼん"が、戦前戦中そうして戦後の、大阪は船場にて、立派な"ぼんち"へと成長する…