この映画をここまで余すことなく形容できる言葉を私は知らない、くらいに適切なヤツを先日、勉強した。
“シュッとしてる”である。
関西人は、賢い、クール、スマート、清潔感がある、オシャレ、落ち着きがある…
このレビューはネタバレを含みます
「仁義」におけるアラン・ドロンとジャン・マリア・ボロンテの結びつきかたは、最も男らしい男の心情的連帯の典型なのだと思う。
この二人は、ただの一言も自分の気持ちを説明するような言葉はしゃべらない。
…
〜 全ての人は罪なく生まれ、
やがて誰もが罪人となる 〜
原題[赤い輪]が示すのは[宿縁]
敵も味方も運命の輪で繋がっている
裏切られた男、逃亡犯、元汚職警官
モフ猫達(フィオレロ、グリフォ…
渋い!!オシャレ!かっこいい!
静かに淡々と。でも、内なるアツいものも感じる!
終盤、特に気持ち持っていかれたなー!
全体的にBGM、セリフ少なめ。そんな中でやけに響く物音がいい!見づらい暗闇もいい…
「サムライ」は主人公の棲家が秘密で無いなど脚本に難あり、アラン・ドロンもまだ若すぎたのか渋味が不足、今作「仁義」はアラン・ドロンも年を経て渋いし、ジャン・マリア・ヴォロンテ、イヴ・モンタンもいい。セ…
>>続きを読む同じ目標を持つことによって生まれた団結力、からのお互いの為に自らをも危険に晒してしまう友情がアツかった!
こんなにハラハラしたのは久しぶりだ。台詞や音がなくても、こんなに緊張するなんてって思ったけ…
このレビューはネタバレを含みます
イヴ•モンタンが一人だけ黒スーツで決めて強盗してるのとか、酒の匂いだけ嗅いで心を落ち着かせる所作など頭ひとつ抜けた人物造形。怪物の居る棚へのズーム。流れ弾で頭を撃ち抜かれるギャングや追手の処理がや…
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