ある種の映画にはセリフも劇伴もほとんどいらない。気持ちいい。たけしってメルヴィル好きなんだろうなってすごい分かった。原題『赤い輪』から邦題『仁義』と任侠風味になったのも何か運命的なものか。でもたけし…
>>続きを読むヌーヴェルヴァーグだけでなく、世界中の監督たちに多大な影響を与えたフィルムノワールの巨匠ジャン=ピエール•メルヴィル。
最初に観たのが『恐るべき子供たち』で心が動かず、しばらく遠退いたけど『サムライ…
メルヴィル監督のフィルム・ノワール。仮出所したばかりの男(アラン・ドロン)が、仲間を集めて宝石強盗に挑むというプロットはオーソドックスだが、演出が近年のクライムサスペンスとは一線を画すシブさ。
極…
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いやあ、良い
ここまで映画は映像で語るものというのを体現した人はいるのだろうか
最初から最後までマジで喋らないしなんなら山場の強盗は30分くらいセリフがない
それなのに緊張感もストーリーも伝わってく…
この映画をここまで余すことなく形容できる言葉を私は知らない、くらいに適切なヤツを先日、勉強した。
“シュッとしてる”である。
関西人は、賢い、クール、スマート、清潔感がある、オシャレ、落ち着きがある…
このレビューはネタバレを含みます
「仁義」におけるアラン・ドロンとジャン・マリア・ボロンテの結びつきかたは、最も男らしい男の心情的連帯の典型なのだと思う。
この二人は、ただの一言も自分の気持ちを説明するような言葉はしゃべらない。
…
〜 全ての人は罪なく生まれ、
やがて誰もが罪人となる 〜
原題[赤い輪]が示すのは[宿縁]
敵も味方も運命の輪で繋がっている
裏切られた男、逃亡犯、元汚職警官
モフ猫達(フィオレロ、グリフォ…
渋い!!オシャレ!かっこいい!
静かに淡々と。でも、内なるアツいものも感じる!
終盤、特に気持ち持っていかれたなー!
全体的にBGM、セリフ少なめ。そんな中でやけに響く物音がいい!見づらい暗闇もいい…
「サムライ」は主人公の棲家が秘密で無いなど脚本に難あり、アラン・ドロンもまだ若すぎたのか渋味が不足、今作「仁義」はアラン・ドロンも年を経て渋いし、ジャン・マリア・ヴォロンテ、イヴ・モンタンもいい。セ…
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