”お父さん お母さん、僕はうそつきです…もう一緒に暮らせません。一人で頑張って生きていきます…”
冷たい風が吹く朝。
私は母と喧嘩をしました。
自分が悪いのは分かっているけれど、なんだかもやも…
街中で出産の苦労を話題にした世間話の間をする婦人とその話に耳を立てる主人公は上手に位置し、下手奥にはショーウィンドウを見る男性の姿がある。このようにひとつのショットの中でこそ第三者である無関心な大人…
>>続きを読む【映画鑑賞批評③】
アスペクト比が横比率高めだからロングショットでも情報がしっかり入り、ワンカット内での移り変わりが上手く描かれていた。特にオープニングの長尺のパリの街並みと途中途中出てくる車、人形…
子供の頃の記憶が甦る『スタンド・バイ・ミー』のような映画
原題はフランスの慣用句で分別のない堕落した生活という意味。そして、邦題の「大人は判ってくれない」は子供が未熟であることを逆手にとった良い邦…
世の中の様々な理不尽が原因で道を踏み外す少年の話。
監督の体験に基づいた脚本のようだが、今も昔も親ガチャ失敗というのは子どもにとって大きなハンディキャップとなるのは変わらないんだろう。
自分も決…
フランソワ・トリュフォーの有名どころな第1作目作品。
12歳の小学生、アントワーヌ・ドワネル少年が主人公。
当時のフランスの公立小学校は男女別だった様で、クラスには男子しかいない。
先生が後ろを向…
気になっていた一本
自伝的ということでどこまでが本当なのか気になったが、幼少期の断片的な記憶が詰まった作品だと思った
くるくるしたり、みんなでふざけたり、自分だけ立たされたり、家出、盗難、脱走など…
教師が後ろを向いている間の生徒たちのうねり、遊園地の謎の遠心力の装置、芝居を見る子供たちの顔、冷たく広い海など印象に残る名場面の数々が13歳のジャン・ピエール・レオのどこへ向かえば良いのかわからない…
>>続きを読む(c) 1959 LES FILMS DU CARROSSE