下郎の首に投稿された感想・評価 - 2ページ目

『下郎の首』に投稿された感想・評価

ぴよ

ぴよの感想・評価

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(BD上映)
酷い話。識字のトリックは利いているが、もう一工夫できなかったものか。

本作に限らず、理不尽を理不尽のまま描こうとするところに伊藤大輔の強い意志を感じる。
終盤が素晴らしい。
文字が読めない故に届かない真意。なんて悲しいんだろう。最高。
 撮影がかっこいい。見応えがある。お話はそこまで乗れなかったけど面白く見れた。クライマックスの立ち回りには凄みがあった。
o

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3.9

仇討ちの旅に出た主人に対する下郎の訥平(田崎潤)の懸命な奉仕、そして旅の途中で出会ったお市(瑳峨三智子)との恋の話。

お市は軍学者須藤の妾として町の一角で静かに暮らしていて、文字さえ読めない下郎の…

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IMAO

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5.0

新文芸坐の伊藤大輔特集にて。伊藤大輔は『王将』と脚本作を数本観ていましたが、これは初見。

父親を殺された武士の結城新太郎と、奴の訥平は敵討ちの旅に出る。しかし、途中病気となった新太郎はある城下町で…

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状況だけ見ればまるで喜劇で、実際に前半の田崎潤は哀愁と可笑しみが混ざったようなユーモラスな演技だが、それが返って悲劇を予感させる。
後半はひたすら残酷の連鎖で、片山明彦は命欲しさに田崎潤を差し出し、…

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似太郎

似太郎の感想・評価

5.0

個人的に尊敬する伊藤大輔監督の力作で、同監督のサイレント期の『下郎』のセルフ・リメイクでもある。新東宝作品。

封建社会の惨たらしさを描破した時代劇という意味で小林正樹✖️橋本忍の『切腹』の世界観に…

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lag

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4.2
若旦那という名の飼い主。助け助けられ。がむしゃらに乞う。どん底を這う。文字を読めない手紙。それでも人間だった。とにかく水平移動にたまの手元と回り込む奥行き。なごむのに相当苦しい。
h

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4.0
ラストのすごいもの見てしまった感。
4年後の脚本作『薄桜記』のラストは、大映らしい美意識があるけど、絶対に本作を意識してる。
さっ

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4.5

絶望の文盲映画。河原での突き放しがヤバい(敵リーダー=岡譲司の事務的な口調が素晴らしい)。田崎潤がヤケクソになって刀を取り槍を奪う(棒の手の芸がここに繋がる!)姿に燃える。雨宿り、ヒバリのシーンもめ…

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