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いやー、これまた傑作の一つなんじゃないか。もっと観られて良いだけの価値がある。
メロドラマなのかサスペンスなのかもはやよくわからなくてすげえ。
主人公の高橋幸治の虚無オーラがブレッソン映画のヘタ…
一人の男性を愛する対照的な二人の女性の生き様や運命の皮肉を描いた、増村保造監督のドラマ映画。パトリック・クェンティンという作家グループのミステリー小説『二人の妻をもつ男』を、新藤兼人が翻案して脚本化…
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原作がミステリーだったこと知らなかったので、伊藤孝雄が探偵っぽくなっていくのが良かった。
岡田茉莉子に「みんなあなたのこと好きになるの分かるわ」的なことを言う若尾文子が愛おし過ぎて泣く。村田芙実子の…
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皆が嘘をついて生きているが、嘘を軽蔑している奥さんが1番大きな嘘をついているのが皮肉。
主人公は社会の陽の部分で生きているが本来は陰を生きるのが向いてる人だなと思う。
サスペンス的な要素もあって…
相変わらず安定の面白さ。この時期の増村保造独特のサディスティックに相手をオーバーキルするキャラ達も最高。高橋幸治の棒読みの演技も、むしろブレッソン映画の登場人物みたいな硬さがあっていいと思う。
そし…
オープニングとラストのカットが物語を表していて、流石だなぁと思った。
「清く正しく美しく」とはなかなかいかないのが人生だけど…だけど!!
若尾文子演じる道子が何をしたっていうんだー!
が、それもま…