旅役者の一座と群像劇のジャンルが非常にマッチしている
処女作とは思えないぐらい今村昌平のスタイルが確立されていた
群像劇が一座の裏側的な面白さを出し、旅役者が着いた村の人との交流が魅力的
一貫し…
このレビューはネタバレを含みます
今村昌平4本目。
南田洋子2本目。『幕末太陽傳』で観たときは美人だけど性格の悪い遊女役だったので、今回のしっとり系ヒロインで初めて魅力的に感じた。
千鳥と千草が聞き分けづらかった。
今村昌平の監督デ…
原題『盗まれた欲情』(1958)
監督 : 今村昌平
脚本 : 鈴木敏郎
撮影 : 高村倉太郎
編集 : 中村正
音楽 : 黛敏郎
出演 : 長門裕之、南田洋子、喜多道枝、滝沢修、西村晃、他
今…
このレビューはネタバレを含みます
ものすごいパワーの映画。
泥水の中でもがいてタプタプに泥水啜ってるみたいなテント劇団と、見に来るお客もしょーもないやつらばっかり。最高。
汚い婆さんがテントの中でどさくさに紛れて怪しい手料理売って…
〖1950年代映画:小説実写映画化:人間ドラマ:日活〗
1958年製作で、今東光の小説『テント劇場』を実写映画化らしい⁉️
どさ回りの旅一座を舞台に、一座の生態を描いた人間ドラマの作品でした。
2…
ようやく見ることができました。
人間ドラマというよりは人情もの。
こなれてない分、みずみずしさがあふれる。
ここから始まったイマヘイワールド。
ダメなところが人間。
それにしても、
このタイトルなん…
登場人物が多くゴチャゴチャしていて、師匠・川島雄三の臭みをキッチリ引き継いている。
昔は今村昌平のこういうところが好きだったが、今は胃もたれするようになってしまった。
好みに合わなかったが、デビュ…
今村昌平の第1作。
1作目が群像劇とは、まだ日本映画の黄金期だったからだろう。
人間のドタバタが描かれている。ただ、その後の今村昌平の代表作のようには、登場人物がはじけない。人間の強さが表れていない…
今村昌平監督デビュー作。題名の違和感はともかく、戦後の大阪テント一座を賑やかに描きまずまず。大卒インテリの位置付けが一座の中で異質なのはよくわかるが、そこをもう少し深掘りできれば、より面白かった。長…
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