決して洗練されているわけでも、清廉なわけでもないけれど、人間臭くて、なんだか美しくて、切ない愛の物語。
悪妻って誰の基準だったんだろうか。ソフィヤ夫人のあの自制の効かなさは確かに「おやおや」って感じ…
【寸評】
本作は、「トルストイ」の晩年を描く伝記映画であり、役者陣の素晴らしい演技と、美しくもダイナミックな演出をした作品である。
ただ脚本に関しては少し不満はあるものの、全体的には素晴らしい作品で…
【第82回アカデミー賞 主演女優賞、助演男優賞ノミネート】
『恋の闇 愛の光』マイケル・ホフマン監督がジェイ・パリーニの『終着駅 トルストイの死の謎』を映画化した作品。アカデミー賞では主演女優賞(ヘ…
アンナカレーニナと戦争と平和を映画で観たことある程度の知識しかないトルストイだったけど社会運動にこんなに影響力のある人だったのか…と驚きつつ、物語はそちらよりも長年寄り添った妻との確執が中心。政治的…
>>続きを読む『戦争と平和』『アンナ・カレーニナ』で知られるロシアの文豪レフ・トルストイと、その妻ソフィアの晩年を描いた作品。
ソフィアはソクラテスの妻とモーツァルトの妻と並んで「世界三代悪妻」と呼ばれた悪妻で…
ロシアの民族衣装みたいな格好をしているジェームズ・マカヴォイ、ロシア人の役だからね。襟が独特で左側で留めるチュニック風、袖口がふんわり、上からベルトしてブーツ履いてる。ルバシカという服装らしい。ジェ…
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