ボルヘス「裏切りと英雄のテーマ」をベルトリッチが脚色・監督した渾身の名作。レジスタンスの闘士だった父はファシストに殺された。その真相を探るべく、男は排他的田舎町に降り立った。そして、父は密告者という…
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Schönberg
《Kammersymphonie Nr.2 es-moll Op.38》
Verdi
《Ernani》
《Il Trovatore》
《Rigolett》
《Attil…
【天才は画(え)で語る】
撮影を担当したヴィットリオ・ストラーロが素晴らしい手腕を発揮した映像美が素晴らしい不条理サスペンス・ドラマ。原作は何とJ.L.ボルヘス。
監督のベルナルド・ベルトルッチ…
当時29歳にして恐らくイタリアの音楽史において最も重要な位置を占めるであろうヴェルディの「リゴレット」を使用するベルトルッチの気概が流石という他ない。ベルトルッチの中でも作劇がこれほどしっかりして且…
>>続きを読むベルトリッチとヴィットリオ・ストラーロの最高傑作。 鐘楼の上でゆっくりと影になっていく主人公。 吊るされたハムと同じ色の壁の部屋。 咲き乱れる花と自転車。 朝方の青い光。 物語と表象の幸福なバランス…
>>続きを読むベルトルッチ、これを20代で監督してたとは……。
ボルヘスの原作の力もあると思うけど、ストーリーの面白さを上回る不穏なムード、意味ありげな配置、夢なのか現実なのかわからなくなるような奇妙な、それでい…
絵画のような構図、カメラワーク。
これらがベルトリッチ他作品とかに比べると「わかりやすく」良い。
この「わかりやすさ」のおかげでとっつきやすいんだがちょっともったいない気もする、という贅沢な感想をい…
主人公と父の、過去と現在を行ったきり来たりする左右に流れるカメラワークが抜群にセンス良かった。
鮮やかな色彩はゴシックホラーに通ずる物を感じ、また周りとは断絶されたような小さな街と点々と立つ町の人…