■溝口健二監督、京都・祇園の色街で働く姉妹の物語〜■
万亭や芸妓、舞妓のある「祇園甲部」ではなく、数段格下とみなされる「祇園乙部」を舞台。
義理人情に厚く男に従順な姉・梅吉(梅村蓉子)と…
「祇園囃子」が後にあるのでてっきり、そのオリジナル版かと思いきや、全く別物の作品だった。姉は古風な芸子で妹は、現代的で男を敵だと思っている。男を敵だと憎しむため金をしぼりとろうとする。それが男社会の…
>>続きを読む芸妓が男性にいいように慰みものとして使われてることへの悲観とその男性をうまく転がしていい生活を手に入れようとする手練手管がずっと哀しい。
芸妓も客も、人の心を弄んでポイの世界。姉も姉だし、妹も妹。…
一気観でした。山田五十鈴のための役どころ。啖呵きれる女優。戦前の映画ばかり観ているが、女性問題がテーマのものが多い。社会保障もない時代、生活は大変だったと思う。ましてや昭和恐慌。果たして女性が自立し…
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ふたりで生きていくために しあわせになるために どうしたらいいかとおもちゃは考えていて 心を手放した 騙される前に騙した 大事な家族を守るために
梅吉姉さんは 誰かを想っているようで 結局は自分…
溝口健二監督の観る
芸妓の姉妹梅吉とおもちゃ。
店潰した男でも離れられない
姉が歯がゆい妹は策略練って
二人を別れさすが
脚本 依田義賢
また観る
男への情に厚い姉と男は金づると割り切
ってる…
画質も音質も悪いなかで、似たような眼鏡の痩せたオッサンが複数出てくるから、もともと人の顔とかあまり覚えられない自分にはちょっと厳しかった。事前にあらすじを頭に仕入れていたので何とかなった。
■オー…
©松竹 大谷