東京画の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『東京画』に投稿された感想・評価

Emiru
3.9

ヴィム・ヴェンダースがアメリカ嫌いなのはよく分かった。
83年の東京はもはや小津的世界が残ってないことを憂うヴェンダース同様、現代の東京を生きる私たちにとっても失われた光景。
笠智衆へのインタビュー…

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小津を敬愛するヴェンダースが、鎌倉までの墓参の旅に。そこでスケッチする東京の風景。「東京物語」の風景との対比。笠智衆、厚田雄春へのインタビュー。東京の風景の捉え方は批評的なところはなく、パチンコや原…

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3.5
玉を入れることに夢中になる人、玉を入れるものだと忘れる人。面白い。
50mmしか使わないのか。
ヴィムヴェンダースが小津安二郎の作品に想いを馳せながら東京の街を歩く。
笠智衆や当時の撮影監督の話はすごい良かった。
パチンコは違法ってヴィムが説明していた。外国人にもバレてるよ。
4.5
ヴィム・ヴェンダースによる東京推し活日記(feat.小津安二郎)

1980年台の日本を写したドキュメンタリーとして貴重な作品だと思う。
当時の、暗さが根強く残った日本の情景と、サラリーマンが同じ娯楽を享受する、量産型の日本社会を映し出していて、異様な光景だった。

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4.0
笠智衆さんと厚田雄春さんの話が良かった。
小津監督はやっぱり特別な方だったんだなぁと感じた。
新幹線
Gan
4.5

「混乱を増す世界に秩序を与える力を持つまなざし、世界を透明にしうるまなざし、それは今やもう不可能な視線なのだろう、小津にとってさえも⋯」

厭世的で悲観的、皮肉に満ちたヴィム・ヴェンダースによる、小…

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4.0

小津作品の何がそんなに好きなんだろうと自分でも思っていたけど、ヴィムヴェンダースが全部言ってくれた。

「描かれるのは日本の家庭の緩慢な崩壊と、アイデンティティの衰退だ。だが、進歩や西欧文化の影響へ…

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田中
-

ヴェンダース監督が85年の混沌とした東京を失望の目線で表現、小津安二郎の世界はもうないのか?『男はつらいよ』のように田舎に行けば、まだあるんだけどなぁ。だから『PERFECT DAYS 』は浅草〜押…

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