小津大好きな監督が東京を訪れるものの、小津作品のようなかつての情景はそこに無かったということだが、それでもそのような変わり果てた東京と向き合うことを諦めない監督の気合いを感じた。というのも、小津の撮…
>>続きを読むドイツの映画監督が小津に憧れ、小津の撮った景色を探して東京を旅する。
「映画の聖地は映像の中にだけ存在する」
「ここではなにも起きない」
「ここから見渡しても視界は全部塞がっている」
物語られた東京…
大好きな映画である。
勘違いジャパンなところもあるが、そんな風に見えたんだろうな。
小津監督を語るカメラマンのはなしには涙腺が崩壊した。
ドキュメンタリーだけど、どこか夢の中にいるような感じがする…
ヴィム・ヴェンダースが小津安二郎への憧れから東京という街を記録するドキュメンタリー作品。
映画は小津の代表作『東京物語』の冒頭(当時の松竹映画のロゴから)から始まる。
そしてヴェンダース自身のナレ…
このレビューはネタバレを含みます
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