1898年、アメリカ西部。
実業家のダニエル・プレインヴューは、幼い息子 H・Wと2人で各地を転々とし、油田開発による一攫千金を目論む。
地球の資源を己の利益に変え、無一文から大富豪にまで登り詰め…
“1898年”
“ニューメキシコ州 金の分析結果”
“1902年”
危険極まりない現場 劣悪な職場環境 死と隣り合わせ (→死に対する静かさ)
哺乳瓶にウイスキー
“1911年”
“石油屋…
石油の掘削で一山当てようとするダニエルの半生。
ダニエルは取り憑かれたように利益を追求してゆくが息子(HW)のことだけは不器用ながら大切にしていた。弟と名乗る他人をあっさり信じてしまったり自分宛に書…
初ポール・トーマス・アンダーソン(以下PTA)作品!!
今作は20世紀初頭に起こった石油ブームの最中、一人の人物が成功を掴み取るため私利私欲の限りを尽くし、アメリカきっての石油王になるまでの課程を…
終始セリフが少なく、沈黙とBGM、そして血とも石油とも分からぬ何かに潜む狂気に圧倒された。
作り込みが凄まじく、1900年代前半への没入感が半端じゃない。
金儲け、商売、金目当ての行為は道徳と相…