アドルフの画集の作品情報・感想・評価

「アドルフの画集」に投稿された感想・評価

のん

のんの感想・評価

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「Politics is a new art.」

ヒトラーの表現力は形は違えどやはり高かったのかなと思わされた。
それが絵画で開花していたら。。
芸術は葛藤の先にあるという持論に付け加えるなら、それを追求し続ける情熱や信念、それを可能にする環境が必要なんだろうな。
富と芸術の繁栄が相関関係にあるのはやっぱり必然なのね。

ネットでヒトラーの絵を調べてみるととても精巧なもので、まるで写真の様なんだけど
そういうところにも彼の精神性が垣間みれるんだななどと思ってしまった。
casca

cascaの感想・評価

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好みではないので寝てしまった
抑圧的かつ神経質なわりには自分が女性を買うことには躊躇しない、男性特権を使いまくる画商の主人公が好きになれなかった
加えて、ヒトラーというよりは画商にスポットライトが当たっていて、ヒトラーの心情描写がやや突飛だったように感じるので、あまりこの画家の青年がヒトラーである必要性を感じなかった
つけられるならマイナスの星をつけたい
久しぶりの映画鑑賞だったから慣れてないだけかもしれないけどね
ヒトラーの若き日を彼の画家の才能を認めたユダヤ人画商マックスを通して描いたものだった。

トム・シリング主演の「我が闘争 若き日のアドルフ・ヒトラー」とかぶる内容、あちらは端折りながらもドイツ語、こちらはじっくり描くも全編英語。史実に忠実か否かはさておき映画として面白いが、どちらも一長一短といったところ。

ヒトラーを演じたノア・テイラーのあの目付きと佇まい。
自分の中では若きヒトラーは単にちょっと変わったイキった青年という印象だったが、彼が演じるヒトラーはちと違う。
すでに「何か」を醸し出しているように見えてしまう。それは彼がその後どうなるか分かった上で観ているからなのかもしれないが。

絵を描くも誰にも相手にされず、唯一の理解者がユダヤ人のマックスだった。にもかかわらずあの仕打ち。

元々少し偏った思想はあったかもしれないが、あのウルリク・トムセン演じるドイツ軍上官がスイッチ押しちゃったんじゃないの……

威勢がいいだけのようにも見えるがこの頃のドイツの状況考えると感化される人がいてもおかしくないもんな。

あそこで終わるのがまたね……

あの後何が起こるのか世界中の人が知ってるわけだからね。

こういうのを見ながら史実と比較するのも面白い。

*ウルリク・トムセンは相変わらず美しい顔立ちのオジサマだなぁと思いながら見てた。ほんと美形ですなぁ。
mh

mhの感想・評価

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アドルフヒトラーが頭角を現すまでを扱ったエンタメ映画。
ヒトラーは脇役ではなくメイン人物。
「ひとと違うものを持っている」とユダヤ人画商に目をかけられるも、ヒトラー自身の根気のなさと、不可効力が重なった結果、ヒトラーは政治の世界に身を投じることになる。
・ヒトラーの演説に感化された若者に襲われる画商。
・理解者を失ったヒトラー。
などなど、複雑な着地だった。
創作してまでヒトラーを人間味のある人物として描いてるのがかなり大胆。案の定、公開後に物議を醸したとのこと。
口論に絵画の手法を混ぜるのは良かったね。
ただ、創作が過ぎるため、史実に触れるという楽しみは奪われてしまっている。
面白かった!
画家志望ヒトラーが独裁者ヒトラーに変貌する歯車の回転を、少し美化して描く。
挫折と貧困だけではない理由、変貌を促す見えざる手もしっかり表現していてくれれば。少し残念。
mtmt

mtmtの感想・評価

3.5
舞台は1918年のミュンヘン。WWⅠで右腕を失ったユダヤ人画商が主人公。彼は絵の才能を感じる復員兵と出会い、そして目をかける様になる。その男こそアドルフ・ヒトラーだった…。彼が画家志望だったというのはよく知られた話だが、その時代の彼を描いた映画は初。画家と政治家の間で揺れる後の独裁者の心情が印象的だった。
#映画 #movie #映画好きと繋がりたい #ネタバレなし
◯ #ジョンキューザック #ノアテイラー
「 #アドルフの画集 」
◯1918年のミュンヘン、ジョンキューザック演じる画商が主人公。ある日、画家志望のある若者アドルフと出会う。
◯ジョン・キューザックは、大作からミニシアター系の作品でも、良い意味で色に染まらない演技派の俳優。
アドルフ役のノア・テイラーは名作「 #シャイン 」で若き天才ピアニストを熱演した俳優。
◯アドルフヒトラーの人間的な描き方で、製作当時批判的な意見がかなり出たらしいけど、人はどんなきっかけで、踏み込んではいけない領域に脚を踏み出してしまうのか?を繊細に描いた映画だと思っています。
それが良い悪いかを考える事こそ、
物語や映画や小説や音楽やアートに触れる事の1番の良さだと思ってます。
アー君

アー君の感想・評価

2.8
最後のオチはなんとなく想像できたけど無理があった。実際にヒトラーは絵を描いていたけど、人物はダメで風景や建造物だけ、美術学校も2回スベる。その時期に合格していたのはクリムトの弟子であるエゴン・シーレ。
みかん

みかんの感想・評価

4.3
第一次世界大戦後、伍長時代のヒトラーがユダヤ人画商に見出される。
絵の道に進もうとしているが、作品を描く手が乗らない…
と、途中までは何だかどういう筋に行こうとしているのか分からずあまり面白く無いかなと見ていた。
画商マックスは、戦争で見たもの、無名の兵士の心を描けといい、ヒトラーは鬱屈して爆発した思いをキャンバスにぶちまけようとする…
あたりから急に面白くなってきた。

ここからネタバレ感想
ヒトラーは描けなかった。キャンバスにはぶつけられなかった。
そして演説をしたときの高揚感に気づいてしまった。
政治自体が新たなアートだという持論を持った時、ヒトラーの筆が初めて乗りだした。
ゲルマニア、アウトバーン、親衛隊の制服、次々に描き出すヒトラーの見る未来に、マックスは膝を打って喜ぶ。
しかしもはやヒトラーの描きたい未来はキャンバスのような狭い四角い世界に収まるものではなかった。
聴衆がキャンバスであり、頭脳が絵の具だ、と唆されて最後のつもりで打った演説が大成功を収め、皮肉にもそれが遠因でマックスは死んだ。
たとえマックスが来ていたとしても、もうヒトラーは止まれなかったのでは無いかな…
話はここで終わるが、この後、ヒトラーは演説で聴衆に頭脳の絵の具を撒き散らし、
政治で、建築で、プロパガンダでドイツと世界をキャンバスにした血に塗れたアートを描きに行くのだろう…
画家を目指していたヒトラーを軸に、彼がアートを政治で体現していく道が定められた瞬間、というお話だったんだと衝撃だった。
torakoa

torakoaの感想・評価

2.8
演説の力の入りようと、それでいながら意外にわざとらしくないとこが凄かった。聴衆の胸ぐら掴んで揺さぶってくるみたいな有無を言わさぬ力を感じた。暴力的とも言えるのだが、興奮、昂揚、心震わす何かがあるのはわかる。そして共振し増幅されていったのだろうというのも何となく。説得力を感じた。

ジョン・キューザックの役名が原題なので、ヒトラーメインの話ではない。元々人を惹き付ける目立った何かがあった訳でもないという表現にもなってる気がするし、そこはいいと思うんだが、話はもう少し練ってくれればなー。心の機微がもう少しわかるように描かれてたら違う印象になったと思うし、それ必要だったかなーと思う箇所がいくつかあったり、何かスッキリしてない。粗筋にまとめると凄く面白そうに感じる話だと思うけど、何か散漫。ストーリーに太い幹がある感じもしないかな。何か輪郭がぼやけてる感じ。
ヒトラーを単なる悪としては描いてなかったり新たな試み・切口はいいと思うだけに何か惜しい。
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