歌人の中城ふみ子をモデルにした映画。
この時代にこんな力強い映画を撮っていたなんて。
物語が進むにつれて体調は悪くなるが、心は子供に戻っていく。母に甘え、自分のことを名前で呼び、友人に挑戦的な態度…
当時ではめずらしかっただろう、家庭以外に自分の世界をもつ女性、彼女の場合は短歌、も死を目の前にするともっと鮮烈な生を求めて脱走したり愛されたいと願ったりするのだと胸が苦しくなった あの不穏な廊下も洞…
>>続きを読むプライムでの配信が終わっちゃうらしかったので見た。1955年当時に女性の映画監督が撮り、女性の脚本家が書いたというのがまず衝撃的。こんなこと軽々しく言いたくはないが、やはり女が撮るからこそ見える生々…
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なんといっても死の病と知ってからの女性としての自我をいきいきさせるところ!
親友のおうちのお風呂に入りながらやや挑発的に
「あなたの旦那さんが入っていたお風呂に入りたかった」みたいなこと言うシーン…
女性達の言葉使いや所作のきれいな事にビックリ。
愛のない結婚をしたのは彼女自身。
でも、行動力もありそうなので実家の助けも借りて、子供二人自分で育てられたのでは?
旦那さんを好きだったと、その奥さん…
このレビューはネタバレを含みます
ダメな旦那に苦しめられ、子供2人を抱えながら離婚。短歌の才能を見出されてきたタイミングで乳癌に。左乳房を失ったにも関わらず、癌は肺にも転移。若くして亡くなる。乳房を失い、死期が迫りながらも男の愛情を…
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