フセイン政権崩壊直後のイラクの実情。戦地に出向いたまま戻らない息子を探しに、父の顔さえ知らない孫を連れてヒッチハイクをしながら捜索の旅へ。最初幼かった少年の瞳が次第に大人の眼差しに変化していく。今ま…
>>続きを読むご老体と少年、どちらにとっても苦難の道だっただろう旅の終わり方としてはまさに最悪の部類なんだろうけど……何というか、混乱した情勢にありながらも優しさが垣間見える点に救いを感じたり。その優しさの根底は…
>>続きを読む2003年、フセイン政権崩壊から3週間後のイラク北部が舞台。
少年が祖母を連れて、父が投獄されたナシリヤ刑務所を目指す旅に出る。
バグダッドから古都バビロンへ、父を探す旅は、刑務所から集団墓地へ。…
孫の汚れた顔を洗い、シャツを着せてあげるおばあちゃん。
旅先でみかんをくれる見知らぬおじさん。
その思いやりにどれだけの希望が満ちているか。
戦争が生み出す不条理とその先にある計り知れない悲しみに言…
イラク内線時に強制的に兵士として狩り出され行方知れずとなった息子を探すために千キロ余りヒッチハイクし、バスを乗り継ぎ、存命の手掛かりを求め続けるクルド人老母と息子の子供。
しかし、現実はまことに厳し…