記憶に刻まれた映画・10
『ツィゴイネルワイゼン』(1980)
鈴木清順監督
渋谷パルコの隣の空き地に突如出現した銀色のテント小屋[シネマ・プラセット]。まるでアングラ劇場のような上映方法だった。…
時代が効率厨となった今ではこのような魅せ方の映画はなかなかつくれないかもしれない。
簡単に文脈をつかめさせてくれない描写の数々。その不可思議さが古い作品なのに新鮮だ。
物語としては一本筋が通ってい…
抜群の映像センス
"可怪しくて哀しい"を映像で語れる凄さ
刺激的で派手やかなのに何処か乾いてる
途轍もなく異常で過激なのに虚しい
生きているのに血が通っていない様に見せられるのが凄い
あと、どうやっ…
これは…マルホランド・ドライブと
同じ構造なのでは…!?
インランド・エンパイアのオープニングは
本作のオープニングのオマージュ?
思わせぶりな効果音
意味深な指パッチンも…
自分のリンチ監督愛ゆえ…
話の筋はわかりにくいようで意外に明瞭だったと思う。ただ、わかりやすいだけで、そこまで面白くはなかった。
けれど構図や雰囲気はずっと美しくかっこよかった。いくつかの構図をメモさせてもらいました。私にと…