ある者は云う、過去こそ真実と。
卑しい生まれ、不浄な種族とは何だろう。部落民だけでなく、なかなかなくならぬ差別や偏見。とはいえ自分に差別や偏見がないともいい切れない…。
memo
部落差別の根絶…
う遙か昔、初任研で部落のことをやった。私の生まれ育ったところでは全く知らない世界で、赴任先のあたりでそのような場所があるとか。私にはまるで感覚的に理解できず、初耳で驚きだった。
この映画の頃から何…
1982年4月11日、八重洲スター座で鑑賞。(2本立て)
島崎藤村原作の映画化。
明治時代の信州で、部落出身の小学校の教師(市川雷蔵)が様々な困難に直面しながらも頑張る物語。こうした差別ものは、…
「間違った尺に合わせて生きる事はない。」遥か昔から叫ばれているのに今でも根強く根深く残る忌まわしい問題の数々。差別偏見が生まれる現実が仕方ないのではなく、それを考え見つめる事だ。苦悩の物語だが爽やか…
>>続きを読む1962年、およそ60年前の作品。島崎藤村の原作はその頃に読んだ。
市川雷蔵30代、藤村志保20代若くて魅力的。岸田今日子、杉村春子、三國連太郎も渋い。長門裕之は演技が硬い。
市川崑監督、芥川也寸志…
古い作品なのに 多くの役者の 演技スタイルが 近年での作品を 感じさせるコトに驚き!
鴈治郎 や 杉村春子 なんて。
重い差別問題 を扱いながらも、ピュワな人物設定にピッタリな市川雷蔵 藤村志保…
はじめての市川崑作品
部落差別をこの作品を見るまで、こんなに考えたことはなかった。
もし自分だったら、と思うと色々な気持ちが出てくる。
そして子供たちの素直な心。
友情や家族愛、様々な愛が表されてい…