溝口健二の『赤線地帯』(1956)が赤線の内側を描いた映画なら、こちらは赤線の外(境界)を描いた映画。「赤信号」とは、あのゲートの先へ足を踏み出してしまいそうになる気持ちを思いとどまらせた一握りの希…
>>続きを読む今はなき洲崎橋周辺をはじめ、当時の東京の街並みがロケ撮影で見られるだけでまずは満足。神田方面に人を探しに行く場面で明らかに見覚えのある高架が見え、調べるとやはり秋葉原駅北の辺りだった。
芦川いづみ…
売春問題を扱った作品でありながら、川を挟んだ遊郭街を徹底して"外"に位置づけ、決してカメラがその内側に入ろうとしない姿勢に違和感を拭いえなかった。遊郭が立ち並ぶ街路を長回しによってゆっくりと進んでい…
>>続きを読む橋を渡れば歓楽街、職に窮しているけれど橋は渡らずになんとかしたい蔦枝(新珠三千代)と義治(三橋達也)
二人は、橋の手前の居酒屋に転がり込んでいざこざを起こす。
主人公はこの二人のようだけれど、居酒…
初めての川島雄三監督作品。
80分ちょいの間に詰め込まれる人間模様。
ネガティブで意気地無しなダメ男義治、義治の彼女で強気で芯を持った蔦枝。生活に困窮した2人が行き着いたのが洲崎パラダイス(遊郭…
成瀬巳喜男監督の『女の中にいる他人』の新珠三千代とは全く色の違うが、こういう役の方が好き。結局一緒になってしまう男女の姿が軽妙洒脱に描かれているが、お客さんとのやり取りが個人的にわかり辛かった、全体…
>>続きを読む© 日活