淡々と繰り広げられる人間ドラマが観ていて心地よい。
祖父祖母の目線で見ると嫌みに感じる娘の話し方など、全てがのんびりと過ぎ行く物語ではないが、リアルな印象を受ける。
何より役者の演技が素晴らしい。…
この時代、情報が希薄な日本の空間の中でよくここまで人間を描いた作品を撮れたと思う。まだまだ日本は映画という芸術に関して鎖国的な部分が多々あって、カメラワークにしてもそれは斬新なものではないし、内容的…
>>続きを読むあまりこう昔の日本の作品を観ないので新鮮なことが多かったけれども中でも日本語と時間の流れ方が優雅で美しいなあと思った
お話はとても切ないけれど
素人目にも構図の几帳面さを感じた、どのカットも写真…
『東京物語』というタイトルなのにほとんど東京の風景が映されないなんともいえない不気味さ。唯一風景がぼんやり見えるのが、原節子という血のつながっていない、家族“以外”の人間っていうものが全てを暗示して…
>>続きを読む『小津安二郎を彷彿させる』『小津の影響を受けている』ネットとか海外監督の説明見てたらよく目にするこの小津安二郎という名前、前から気になっていてじゃあどんな作品なの?てことで1番ポピュラーらしいこの作…
>>続きを読む池袋の新文芸坐にて。
以前DVDでみたときは、なにやらギクシャクした感じがあって、入っていけなかったのだが、スクリーンでみるとまったく違った。さすが、最高傑作と呼ばれるだけのことはあると思った。
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