「お父さん、もう帰りたいんじゃないんですか?」「いやぁお前じゃよ、お前が帰りたいんじゃろ、東京も見たし、熱海も見たし、もう帰るか」「そうですなあ、帰りますか」
杉村春子さん、いつもすごいインパクト…
小津安二郎の名作と言われている本作。作中の季節も夏で今見るのにぴったりだった。令和の夏は団扇1枚で夏を乗り切るなんて到底無理ですが🥵
何はともあれ、血の繋がってる子どもたちが冷たすぎる!!
母親が…
【さればとて墓に布団も着せられず】120
子供たちより親の歳の方に近くなってからあらためて鑑賞すると、どうやって死んでいったらいいのかを考えさせる映画と見えました。難しいよねほんと。とはいえ近くな…
笠智衆。原節子。小津安次郎。
小津安次郎のローアングルから繰り出されるカットはフィクションとドキュメントの狭間を揺らぐように撮っている。
しかし、正面のカットは本来なら嫌われるショットにも関わらず…
正直テンポとセリフの遅さに寝てしまうのではないか、と覚悟して観てみたら、物語の展開と登場人物たちの内面描写が思ってたよりハッキリしていて意外と観やすかった。
白黒映画はあまり馴染みないけど全く気に…
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