五所平之助で一番好きや〜!名作邦画や!
これが大阪の本質なんやろなあ、と思える、
上品できれいだけど地に足のついた上方の言葉
ほんまにいい
女の人たちみんないい
しっかり生きるからこそのすれ違い…
このレビューはネタバレを含みます
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とても好きだった。題材としては労働者階級のうだつのあがらない話なんだけど、悲劇としてばかり描かれておらず、前向きな展開が良かった。ちょこちょこお笑いポイントもあって、観やすかった。「いいんだ、俺たち…
>>続きを読む細部に神が宿るように、完璧な構図とカット割りが怒涛のように展開する。五所平之助の力業が神々しく眼前する。
オープニングの路面電車と淀屋橋駅が鮮やかに大阪の街へ導く。通り、煙突、ビル、川、河原、大阪…
ついに噂の五所平デビュー。素晴らしかった。女優さんみんな素敵すぎ、各キャラクターの厚みがすごい。面倒回避型と見せかけて放って置けずみんな助けちゃう、「大阪に来て学んだ」三田はんかっこいい。告白してか…
>>続きを読むネタバレ
余りにも世知辛い忍従の中のほのかな灯
夢も希望も見いだせない身につまされるようなまことに「苦い」作品ながら、だからこそ逆説的に意外なカタルシス(浄化感)がもたらされた充実の佳品。
東京…
9/19@神保町シアター
大阪に左遷され、引越し先を探していた佐野周二が老舗の宿を紹介される。
暗い影を背負った女性が多い中、左幸子の陽気さが際立つ。
ラストの別れの会「不幸を笑い会える仲間が…
ブルジョワで生真面目な佐野周二が必死に生きる労働者たちと触れ合うことによって、例えそれが正義だとしても利己的な言動が幸福をもたらすことはなく、利他的な行動にこそ良心は宿るのだと知る。光を当てるのが中…
>>続きを読む正しい人間の在り様について思索にふけるブルジョワ佐野周二。見た目がぼんやりだから宿の女中や芸者に懐かれる。たこ焼き酒場?での藤原釜足との出会いもよかった。カモにされただけなんだけど憎めない。
貧乏…
本作で大阪に左遷された佐野周二演じる「正義漢」エリート商社マンに対して何やら反発心を抱いてるレビュアーが多いようだが、いまこういう古き良きモラリストみたいな主人公が減った為、観賞中実感が伴わないのか…
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