大阪の宿に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『大阪の宿』に投稿された感想・評価

大阪に左遷されたサラリーマン、佐野。旅館の女将、女中たち、芸者、内職する娘。小市民が小さな幸せを求める姿を描いた五所の傑作。
わに
3.5
結構変な映画。
冒頭からポンポンとカットを割っていく編集に違和感を感じつつ、それが落ち着いてくるとノワール的なシーンだったり、殺気だったシーンがあったり、結構展開が激しかった気がする。
ぺろ
3.9

神保町シアターにて。休みが取れたので土曜初回の上映で見てきた。五所平之助はまだ全然見ていないので、どれにあたっても未見だし…と何をやってるのかはちゃんと調べずに足を運んで、とりあえず見た「大阪の宿」…

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Omizu
3.8

【1954年キネマ旬報日本映画ベストテン 第10位】
『煙突の見える場所』の五所平之助監督作品。水上滝太郎の同名小説を原作とする。東京から大阪へ左遷された男が逗留する酔月荘を中心に繰り広げられる人情…

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アノ
3.9
水戸光子、左幸子と好演が続くが何より乙羽信子があっぱれ。支店長を糾弾する宴会での見事なくだの巻き方。
安西郷子の父親の死体が現れるショットの禍々しさが素晴らしい。
4.0

大阪の水に馴染もうとせぬ主人公であった。負担にならない程度に身銭を切ることで、周囲のトラブルをやり過ごそうとしている。そんな振る舞いの結果を目の当たりにし、彼は少し変わる。

話の大枠は『坊っちゃん…

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こ
3.9

このレビューはネタバレを含みます

おみつさんの父が死んだ、ミタ公に指す痛いほどの光
三田さんとすれちがうおりか、葉?を食いちぎりながら鳥が鳴く、なんという時間
惚れ惚れするのは乙羽信子よ、、、酒はコップでいこう、、

誰もがどこにも…

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4.0

主人公である佐野周二の女性への憐れみや同情が、人情ドラマの範疇を超えて何も出来ない自分への怒りや諦念とない交ぜになって生々しい感情となって真に迫ってくるので少しビビってしまう。でも実はこの主人公の思…

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これもamazonプライムで見付けた作品。1954年という事は終戦からもうすぐ10年というタイミング。小津映画「東京物語」とほぼ同じ時代だ。

舞台は大阪で、高度経済成長の中で会社の重役ともめ事を起…

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GOFEET
3.8

芸者姿の乙羽信子が素敵すぎて参りました。佐野周二扮する主人公・三田の愛読書はクローニンの「星は地上を見ている」。この小説の基調にある〈ヒューマニズム〉がこの『大阪の宿』にも反映されていて、少々甘いけ…

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