黒い雨の作品情報・感想・評価

『黒い雨』に投稿された感想・評価

花椒
4.0

昨年、神保町シアターにて。何の特集で上映されたかは失念。

広島に原爆が落とされ、広島から避難する際に黒い雨に当たった女性のその後。

元キャンディーズのスーちゃんがヒロイン。原爆もそうだが、本人が…

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記録
原爆による''黒い雨''を浴びた被爆者たちを描いた今村昌平監督の作品。田中好子さん扮するヒロインとその親しい人たちが段々と後遺症により、体が蝕まれていく。重い映画だが、今村監督の渾身の一作だ!

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原爆投下直後のショッキングな映像と、穏やかで笑い混じりの日常の中に静かに迫ってくる後遺症の対比が怖かった。
一瞬で体表を焼き尽くす閃光・熱風と、人間の体内を時間をかけて蝕むものの源が同一である事実が改めて恐ろしい

被爆者差別、帰還兵のPTSD、平和を誓いながら朝鮮戦争の特需で富んでゆく矛盾
空気
4.1

娘(せいかくには姪だが)の結婚を心配する夫婦と、自分がいなくなった後の夫婦を心配する娘という、ある意味で「古典的」な家族が主役なわけだが、そこに容赦なくそして不条理に、原爆と放射能という巨大な暴力が…

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K
3.7

原作未読。縁談。布団爆弾。「成功〜」。石像。時報。葬式。戦争そのものは終わっても人々の苦しみ痛み悲しみは続く。当然のことながら、戦争って怖いな…と観ていて痛感させられた。「正義の戦争より不正義の平和…

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腑抜けた頭をぶっ叩かれた気がした。軽い言葉かもだけど、生きようちゃんと。こんなとこに呟いてる時点でたかが知れた思いかもしれんが、そう思ったんだから仕方ない。真摯に

ここぞのショットの強烈さに震えた…

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DVD持ってるんだけど、今村昌平監督作品って、スクリーンで観たことないな、と思って、鑑賞した。
原爆投下80年経った今でも、限りなくフィクションなんだけど、リアリティがあってビックリした。
原爆の悲惨さが
黒い雨で伝わってきた

何の罪もない人々に
黒い雨が降りそそぐ

戦争はしてはいけないと
4.3
このレビューはネタバレを含みます

正義の戦争より、不正義の平和
原作は井伏鱒二
「あの丘に、五彩の虹が架かれば、やす子は助かるのだ」という父親の言葉は、今まで見たセリフの中で一番切実だった

広島に住んでいた人達が、移住先の岡山で暮…

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