汚点であろうと、なんであろうと人が意図して作り出した制作物は残る。それは時代と市民の意見の反映した(一部であっても)記録として遺される。
今月の「あまり好まない作品」の締めに相応しい作品で、これは…
#"差別えぐい。"
1915年の作品なのだが、3時間近くあることに驚いたし、戦闘シーンの迫力が凄かった。サイレンス映画ということで、セリフがないため、キャストの表情や仕草で感情が伝わってきた。内容に…
まだリンカーンを生で見たことのある人がおそらく生きていた時代に作られた映画。
南北戦争の開始からその終結そして白人、黒人の軋轢と南部での小競り合い。
ジョジョのストーンオーシャンの元ネタかなと思…
このレビューはネタバレを含みます
南北戦争のドキュメントかと疑うような凄まじいロングショット。
リリアン・ギッシュとヘンリー・B・ウォルソールとの川辺のショット、最後の崖のショット。
看過できない問題点など色々あるにせよ凄い映画には…
技術と思想を分けて、思想はアカンが技術は良いみたいな議論をよくされる本作だが、そんなに簡単に分けられる話でもない。グリフィスが用いるクロスカッティングやパンフォーカスといった技術はもっぱらサスペンス…
>>続きを読む色々語り尽くされているので特に付け加えることもなく、南部思想という回顧主義的な面が人種差別と言われる所以だろうが、野心の実践よりもその口実を批判されてはたまらん。本作以前以降で映画史が異なる"グリフ…
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