午前十時の映画祭、『赤ひげ』。
邦画です、黒澤明です、三船敏郎です。人間の強さと弱さ、大きさと小ささ。生きることを複雑にしているのは曖昧さなのかな、と。まっすぐにシンプルに生きたいけど、それが一番難…
赤ひげ。渾身の一撃すぎな。診療所を作る前に市民の貧困と無知を政府がなんとかしない限り、永遠に問題は解決しないっていう江戸時代後期の社会に対する赤ひげの怒り。
取り上げられる患者の病気の背景に、毎回え…
3時間を超える名作を自宅で見通すのは難しいので、午前十時の映画祭で鑑賞。
一度休憩が入る作品は久しぶりでしたが、体感時間は2時間くらい。
すっかり引き込まれました。
黒澤明作品はほとんど見ていない…
TOHOシネマズなんば別館シアター11
午前十時の映画祭
デジタルで蘇る永遠の名作で鑑賞
2015.10.04 10:00〜13:15
三船敏郎ってすごいよね。なんか凄い迫力って言葉じゃ言い表せな…
いささかもたれる話運びだが(保本くんけっこうヤな奴だし)、後半二木てるみが登場すると、彼女を軸に吸引力が出てくる。
老人福祉、医療費増大、児童虐待に貧困と、現代でも大事なテーマを扱う。こうした真面目…
赤ひげ先生はブラックジャックっぽさがある。各々の患者の背景やその生死が医師と我々に生きる意味を語りかける。様々な生き方があり必死に生きて死んでいく人々とそれを熱く支える医師たちに涙。臨場感のある撮り…
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医者は患者の病だけを見がちだが、その要因となる背景を大局的に見通すことが大事である。この赤ひげの考えに保本と同様胸を打たれた。
そして、作品ではその患者たちの背景がしっかりと丁寧に描かれる点(長…
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