2発目の銃声は観客に対するゲームの号砲。
さて、銃が向けられたのは誰でしょう?
ファスビンダーの監督キャリアの中間点に当たる作品で、演出方法も今作から変わる。一方、登場人物に対する監督の視線が最も…
逃避と救い。
ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー。
各々不倫をしている夫婦の、結婚生活の欺瞞と惰性、逃避を描いた作品である。
ファスビンダーのフィルモグラフィに於いて、中期に位置する作品である。…
02.13.2021
12.30.2021
初ファスビンダーとしての初見時の衝撃がデカすぎて、今回の再鑑賞ではそれがかなり薄れてしまって少し残念。あのあと本作を超えるファスビンダー作品にいくつか出…
話は至ってシンプル。よく動きよく回るカメラがバシバシの画を次々に見せてくれる。
キャラ立ちも強く全員の怪しさ(妖しさ?)がその画をさらに補強する。特にカテキョのトラウニッツ最高。会話は詩的だがわけわ…
ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督作品。
撮影:ミヒャエル・バルハウス。
ゲアハートとアリアーネの夫婦はそれぞれ仕事ということで家を出るが、別荘でそれぞれ愛人を連れた状態で出会ってしまい・・・…
扉、鏡、顔、顔、顔……なんかすごい撮影をしているような感じはするが、具体的に何が凄いのかは最後までよくわからなかった。ジャン・ルノワール『ゲームの規則』の社交界とは違って、こちらはそれなりに付き合い…
>>続きを読む傑作。異常な心理描写、底意地の悪い悪意の応酬が見事に映像化されている。センスの良い、画面作りも素晴らしい。最後の高笑いに、本質が表れて、あまりにも強烈。しかし、ポルシェから出てきた人形は何の意味かあ…
>>続きを読む脚本や台詞回し、あとは役者の演技だけを見て映画を観た気になることがほとんどだけど、ファスビンダー(あとドライヤーとかペドロコスタ)の映画を観ると否が応でも全ての「ショット」のやんごとなき力強さに全て…
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