【暇を持て余した富裕層の宮殿遊戯】
グリーナウェイ監督のレビュー3作目。
久しぶりに観直しました。
全編通してショットの一瞬一秒が絵画そのもの。
温室に置かれたフルーツが油絵にしか見えない。
トリッ…
“庭園は平穏であるべき”
こだわりがあっても邪魔なものを排除しない画家と、こだわりなく邪魔なものは排除する貴族たち。
あっさり燃やされる絵
グリーナウェイが、徹底した美意識のない画家ネヴィルを…
このレビューはネタバレを含みます
映画の主軸はハーバード家の家督相続と領地剥奪。つまり誰もがハーバードの死を望んでいた。豪華で目が眩むほど着飾られた作品だが、実はとても単純明快。
貴族にありがちなスノッブな英語アクセントと名誉革命前…
このレビューはネタバレを含みます
素晴らしかった!
まず一番最初に流れる音楽でいきなり心を鷲掴みにされ、これは好きなやつだと瞬時に察知した。
映像の美しさの中にエッセンスのようにあるアングラさ。ゴテゴテした衣装。下品さ。
アランレネ…
ピーター・グリーナウェイの長編劇映画第1作目。てっきり難解映画ばかりを作ってる監督なのかと思ってたけど、そんなことはなかった。『プロスペローズの本』は話が壮大すぎて何をやってるのか分からなかったけど…
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