映画は、第一次世界大戦前夜のドイツの寒村を舞台にしたモノクロ作品で、静謐ながらも不穏な空気が全編を覆う。村で次々と起こる不可解な事件は、表面的な秩序の裏に潜む人々の心の闇を浮き彫りにし、抑圧された社…
>>続きを読む何か一つの大きな鬱展開があるわけでは無いが、終始陰険な雰囲気が続き、じわじわと心を蝕んでくる、そんな映画
より強いものから抑圧された人々は、また同じように己より弱い人々を虐げる
そうして続く負の連鎖…
何年か前に観て、途中で寝てしまってそれからずっと放置してた作品。
ミヒャエル・ハネケの作品は、物語の軸とは外れたところから不必要に観客を不快にしてくる上に、たまに人間が人間に見えないような気味の悪…
不穏なことが起きているのに、はっきりとそれが見えないし掴めない。そこに生まれる不安や恐怖。誰かの恨みが連鎖反応を起こしていく。はっきりとしないその何かをモノクロでミニマルに表現。メタファー味の強い映…
>>続きを読む厳格な牧師の愛鳥の名前が「ピーピー」というのは微笑ましい。小鳥の世話は手慣れている。止まり木は一本。エサ(シード?)は敷き紙の上に直接まいている。水入れだけでエサ入れはなし?
純白の小鳥ピーピーがハ…
エンドロール流れた瞬間「え?ハネケさん、これで終わりですか?」って思ったよね。
犯人捜しのサスペンス作ってないのは分かる。細部が不明瞭なシーンもそんな重要じゃないんでしょう。社会に蔓延る差別、抑圧…