小津は常に新しい。
友人の死も浮気もそして我が子の死も全て通勤電車のように決まっていたことかのような、それでいて何もかも変わってしまう無常がフィルム全編を支配している。
オフィスビルと月桂冠の看…
WOWOWオンデマンド鑑賞
デジタルリマスター修復版
『お茶漬の味』とはまた違う若い夫婦の邂逅を描く。
"蛍の光、窓の雪“
"いろんな事があって、段々本当の夫婦になるんだよ”
〜小野寺喜一
若…
リビングで見てたら親がテレビの前でヨガやり始めて、「登場人物全員シャキシャキ喋っててテンポ良いわね〜小津の映画って聴き取りやすいわ」って言ってた。言う事全部サッサと言って、サラリーマンという事もあり…
>>続きを読むオフィスの廊下を正面の扉の方へゆっくりと進んでいくカメラや、池部良と会話する淡島千景にかかる影の強さ、切り返しショットのテンポ感やずらし方、気持ち良さそうに説教する田中春男らの気持ち悪さ、病に伏す同…
>>続きを読む切なくとも美しい家族を描く小津安二郎監督が描く「不倫劇」となると、俄然興味がそそられる。
相変わらず映画らしい劇的な展開があるわけではないが、人間ドラマとして十分に濃厚である。不倫が乗り越えるべき障…
ジャームッシュ映画からの👀
時代をすごーく感じた。でも淡々とした描写の中で、揺れ動く心を読み解く楽しさがあった。
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不倫されて、はらわたは煮え繰り返ってるはずなのに毅然とした態度で涼しげにうちわを…
小津安二郎監督が描く不倫ものということで期待に胸を膨らませ鑑賞。
幼い子を疫痢で亡くし倦怠期を迎えた30代の夫婦が主役。サラリーマンの夫が同僚女性に誘惑されるかたちで関係を持つ。しかし不倫はすぐに…
144分という長さに後回ししていたのを後悔するような大傑作でした。
小津には珍しい不倫ドラマだけれども、完璧な構図に脚本の緩急のバランスが良くて全然飽きずに楽しめました。
静かに怒りを湛えた淡島千景…
松竹株式会社