【1956年キネマ旬報日本映画ベストテン 第6位】
小津安二郎が『東京物語』以来二年ぶりに監督した作品。年一ペースの小津にとって異例の空白期間となった。また144分の上映時間は小津作品では最長である…
【浦辺粂子のおでん、私も食べてみたい】
小津にしては珍しい不倫の話。でも今から70年近くも前の作品なのに、未だに不倫のネタって尽きない古くて新しいテーマ。
何か別に今の生活に不満はないけど、幼い…
戦後のサラリーマン・夫・父・友人としての困難を描く。
爽やかさのなかに暗鬱とした色調がある。
青木≪ウーム。でも、どんな奴生まれるかわかんねえからなァ≫
杉山≪そりゃ誰にだってわかりゃしないよ。…
4年ぶり4度目の鑑賞
何度も観ても素晴らしい作品
昭和30年代の良き時代
浮気は男の甲斐性ということで許された良き時代。
池部さんほどの真面目でよい男が岸さんみたいな綺麗な娘に迫られたらそりゃー無理…
同じような格好で同じように通勤する画一的なサラリーマンの姿。会社にとってサラリーマンは単なる歯車の一つ。代わりはいくらでもいる。急な転勤も命じられる。
対して奥さんは代わりがいない唯一無二の存在。…
松竹株式会社