肉体の門の作品情報・感想・評価(ネタバレなし) - 11ページ目

『肉体の門』に投稿された感想・評価

1ssei

1sseiの感想・評価

3.5

戦後間もない東京。自らの身体を売ってサバイブする女性たちの生生しい生き様。

人間の匂いが充満した題材ではあるけど、鈴木清順の総天然色で抽象化された演出・映像の数々が光る。かといって市川崑ほどスタイ…

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KazuAnn

KazuAnnの感想・評価

4.2

1964年公開の鈴木清順監督の日活作品。原作は田村康次郎による戰後の同名ベストセラーで、宍戸錠主演。米軍占領下、きちんとお金を取って春を売るという掟で共同生活している女達の衣装が、赤、黄、紫、緑とカ…

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昼行灯

昼行灯の感想・評価

3.8

やっぱり色彩がギラついてる鈴木清順。今作では色彩のみならず汗ばんだ肌も鋭い目つきもギラついてて、生を感じた。
繰り返しオーバーラップを用いることによって妄想と現実の境界が揺らいでいく感じは浪漫三…

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316作品目
再鑑賞90作品目
ああいった暴力的な男に惹かれるのは、時代なのですかね。
とにかく、キャスト全員が生きるためのエネルギーが凄くてハッとさせられます。

鈴木清順監督の代表作。戦後間もない闇市社会で売春で身を立てる女たち。
客に惚れた女には女からの報復が待っている。
そこに肉体だけの男・宍戸錠が入ってきて奇妙な共同体が生まれる。宍戸錠の頭は無くて肉体…

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飯

飯の感想・評価

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「余は快楽をかきたてる技を知る
汝の膝に顔をうずめ 過ぎ去った日を追憶する」ーーボードレール『バルコニー』

肉体を売る女は肉体の秘密を知りたい。
肉体の門が開いたら、生きるために本当の人間になるこ…

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土偶

土偶の感想・評価

3.5

1964年の日活鈴木清順版。進駐軍を相手にしない女たちの巣窟に転がりこんだ、野川由美子のナレーションで始まる。
戦後日本の文学や映画で何度も描かれる戦後闇市、復員兵、MP、パンパンと呼ばれた女性たち…

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凡人

凡人の感想・評価

3.4
戦後、戦争直後。
生きるために体を売って、結束する女たち。常に気を張って心許さず、躊躇なく暴力を振るう彼女らは、ある部分では男よりも強いんじゃないかと思う。
全部生きるため。
知性溢れるマチコ姐さんが、好みです。

艦これの鳳翔さんを彷彿させるキャラクターなのです。

集団リンチに遭わされて、だすちーはとても悲しい。

アマプラにて視聴。

同名小説映画化(1964年版)
米兵とは絶対に寝ない、タダで身体は売らないという掟を持つ売春グループの話。堅い結束で結ばれていたグルーブに一人の復員兵(宍戸錠)が紛れ込み…。

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