夜の女たちに投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『夜の女たち』に投稿された感想・評価

戦争未亡人が、焼け跡の大阪で生き抜く姿を描いた溝口監督作品。夫は戦死、息子は病死。会社勤めで秘書となり、社長の愛人となるが、妹と再会、一緒に暮らし始めるが妹も社長の…。怒りで娼婦に身を堕とす田中絹代…

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田中絹代の演技はすごいがミスキャストすぎる。田中絹代の素朴さや奥ゆかしさは、理不尽な運命に翻弄されながらも健気に生きる女性像のときに輝くのであって、男1人取られたくらいで自暴自棄になるような役柄だと…

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うわぁドロドロ…これぞ溝口。「薄幸」だけど「芯が強い」というのはヒロインの条件だということを体現している絹代たん。ラストのリンチシーンは、女同士の戦い史上でも屈指の熱さ。溝口、ホントに女が好きで嫌い…

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Sohey
3.4

夫の死後、房子が秘書という仕事に就けたのに娼婦という道を選ぶのは妹の社長の愛人という座を取られた女のプライドからなのか…。
「男という男に病気移して復讐したるねん」というセリフがめちゃ刺さる。
パン…

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田中絹代やべし‼️最近の映画は"やけくそ"状態に置かれた人間はそもそも登場しなくなった、描かれなくなったと思ったね。田中絹代のやけくそ演技は、これぞやけくそという荒くれの様でまあ焼き付いてしまう。

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3.8
人間は、自分からはなかなか変われないが、周りの人や物や環境からは簡単に変えられてしまう。
煙
3.3
冒頭の質屋でのショット。序盤の展開が早い。夫の戦死、子どもの病死、愛人になるも、浮気される。カメラが見下ろすショット多い。長回しに溝口味を感じるも、少し長かったり短かったりという印象。喧嘩の演技。
田中絹代の最後の狂いっぷり。怪演に泣いた。愛憎入り混じるシスターフッドが痛ましい。そういや溝口って女描くの上手い。
katohy
3.6
新年劇場鑑賞一本目。
早稲田松竹にて。
溝口健二、それもフィルム上映。
戦後まもない日本の状況が、生々しい。
皆自分のことを考えなければならない。

自由とは?みたいなことも考えさせられる。

明けましておめでたい1年の1本目に、
溝口のパンパンの話。重い。
容赦ない溝口さんだけど、今回は少し設定がぬるい。田中絹代の、1人の男に捨てられたくらいで。もっと、生活していく上でみたいなもの期待し…

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