このレビューはネタバレを含みます
人生はYESかNOで進めるほど単純じゃない。知ってたはずなのに、いつも行き当たりばったりの決断に頼ってしまう。
自力で決断することも、なんとなく見つけた場所で花ひらくことも、確かな才能の一部分。双…
様々な同級生を対比で描いていて、面白かった。成功した者、どん底に落ちた者。
芯のない一人一人の人生が誰かに操られ、誰かしらの便利屋になっていく。使えなくなったらまた、後釜的存在を次から次に探すような…
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「まだ始まっちゃいねえよ」という言葉の残酷さ。このラストの先を希望と捉えても絶望と捉えてもこの言葉には残酷さが漂っている。シンジはマサルに言われるがままボクシングを始め、マサルが辞めたら辞めようとし…
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TSUTAYAレンタルよりDVDで鑑賞。北野監督の映画はソナチネしか見ていないが、ソナチネが私の中のベスト映画の一つなので期待していた。そして期待通りの面白さだった。
主役は2人。悪ガキマサルと、…
青春の終わりというか、挫折で漂う哀愁みたいなものをものすごくクールな目線で描いている。登場人物の調子がどんなによかろうと空気はそれに従い徐々に重くなっていく。それはいろんな躓きが用意されている。それ…
>>続きを読む北野武監督第6作目であり、事故復帰第1作目。
武さん自身は、いつでも撮れた映画とおっしゃっているものの、少しは『ソナチネ』(『みんな〜やってるか!』)からの事故という"死"の呪縛から解放され、前向き…
なにか自分に才能があるものを片っ端から
探し続けてこれだ!と思っても失敗して
また新しい道を探して、模索し続ける人生
辛くて長い紆余曲折の道を歩んでいるとまた転んでしまう、まさに他人の人生を見ている…
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