宮本輝の原作は未読。これが監督デビュー作とはすごい。よい映画だった。
戦後11年、朝鮮戦争の特需を経て経済的には「もはや戦後ではない」とされてるが、大人の心にはまだ焼けつくような戦争の痛みが赤々とし…
子供に押し寄せるにはあまりにも強大な試練、しかしそのすべての問題の重大さに子供ゆえ気づくことは無い。
映画は強烈な死のイメージから始まる。戦争が人の命をいつまでも追い奪い取っていく。きっちゃんが忠…
子供達の辛さよ...。周りの大人たちに揉まれながらも自分たちができることを必死に探す姿や、不条理にも世間に流されてしまう子供達が、見ていて非常に辛かった。
最後のシーンでは、主人公の後悔を感じられた…
このレビューはネタバレを含みます
これぞ映画っていう映画。
想像以上に今の自分に刺さった。
のぶおの表情の隙がすごい。
そのせいか、気づいたら完全に彼の視点から世界を見ていた。
以下の点が印象的だった。
・さっきまでのぶおに優…
このレビューはネタバレを含みます
政府が経済白書の中で「もはや戦後では無い」と宣言した昭和31年。大阪を舞台に当時の日本人の生活を描く宮本輝原作の映画化。
川の辺りで定食屋を営む夫婦には小学三年生の男の子がいる。ある日、川の向こ…
「石鹸の匂いがするなあ…信ちゃんのお母ちゃん。」
飯屋の息子が、家の近くの船に住む家族を気にする話。観てて「面白い!!」っていう展開ではないが、じんわりと温かくて惹き込まれたなあ…。
子役三人の演…
木村プロダクション