「ツィゴイネルワイゼン」「陽炎座」に続いて”大正浪漫三部作”の掉尾を飾る名編。相変わらず人を食った物語の清順調に翻弄されてしまうのはいつも通りなのではあるけれど、同時に独特の色彩美や感覚美を捉えた映…
>>続きを読む恋愛における絶対的な不調和と孤独。
ラストの牛や血が描かれた着物は女性の(性の)脱皮を描いてるのだろうか。
また、宵松草の歌と立田姫の絵も象徴的。
鈴木清順監督らしい特徴的な演出。
毱谷友子…
浪漫三部作、第三弾。17歳の間にこの三部作を観終えたいと何となく思っていて、滑り込みセーフで観終える事が出来てとても嬉しい。今回も相変わらず眼福な作品だった。三部作共に終始ゆめうつつな空気感が漂って…
>>続きを読む陽炎座では、夢と現実の境界として、演劇の舞台があるんだ。って思ったんだけど、夢二は、その名前からもわかりやすいんだけど、夢二そのものがどこか夢(現実ではないとこ)に生きているような感じ。
色彩も相…
このレビューはネタバレを含みます
ツィゴイネルワイゼン、陽炎座に引き続き最後に見届けました今作。
三部作を順番に見すすめて良かった。
怪奇からだんだんと滑稽で飄々とした味わいが増えていくような変化も楽しめた。
三作品どれも抜群に…
他の2作は、どこに行っても同じ女がいて、松田優作も藤田敏八もただただ翻弄されるだけだった。しかし沢田研二は違う。彼もまた、女たちやツィゴイネルワイゼンの原田芳雄のように人格破綻者だ。男は4人もいる。…
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