あのタバコ吸う場面や、銃射撃のカットは忘れられない。あとラストも。
もちろん理解できた訳ではないけれど、とにかく打ちのめされて圧倒される映画。映像美と画力。
水滴が乾く瞬間とか雨とか、ポットがひ…
このレビューはネタバレを含みます
『鏡』は、主人公アレクセイが自らの記憶を辿っていく映画だった。
モノクロとカラーが入り混じり、時間も現実も夢も静かに溶け合っていく。同じ人物が母親マリヤと妻ナターリヤを演じることで、二人の存在まで…
少年時代の記憶、母と妻の姿、夢、戦争やロシア史の記録映像が、脈絡のない断片として流れ込んで来る、タルコフスキー自身の記憶を基にした、極めて私的な作品。
誰の記憶なのか、どこまでが現実でどこからが夢…
脳に刻み込まれた記憶だけではなく、血液に溶け込んでいる記憶があって、そこでは私は息子であり、父であり、祖父でもある。全ての像は重ね合わされ、ドアの向こうに呼びかけた″ママ″の2文字。先取りされた過去…
>>続きを読む私のような俗物では文句の付けようが無い。
全てが美しく、現代にも続く「伏線回収」もあるが、時間軸が度々入れ替わり、それぞれが複雑で難解なため何度か観ただけでは理解するのは難しいだろう。
私としてはタ…
前に観たのは確か早稲田松竹だった気がする。うとうとして断片的にしか思い出せなかった映画。今回もうつらうつらも夢のなかにいるような心地。一瞬だけ意識が飛んだが前よりもしっかり視聴できた。時折交響楽団の…
>>続きを読む引用されるプーシキンの手紙鬱すぎ。
ロシアのナショナリズムってヨーロッパと断絶されてしまったことを恨みながらヨーロッパの防波堤になってきたことを誇っていて、田舎者のコンプレックスやルサンチマンを裏返…
記憶の風景
かつての母の姿、燃える納屋、幼き日の家、父との抱擁、軍隊式の教育になじめない少年、西洋絵画の本
新聞社で原稿を確認する母、ロシアの歴史・運命を語る男、中国共産党、かつての戦争
吃音症…