キアロスタミ作品はこれで2つ目。特徴のある演出や雰囲気を『桜桃の味』で掴んでいたこともあって、でもふふんそうきたかそうだよねこのゆるい感じ、と終始ニヤニヤしてしまうハメになった笑
非人道的なことを仕…
“天国は美しいところだと人は言う。だがわたしには、ブドウ酒のほうが美しい。響きのいい約束より目の前のブドウ酒だ”
ままならぬ日常、くだらない目的に囚われ人の心は貧しくなる。
毎度ちゃんと “気付く…
珍しい儀式が行われてるという小さな村に取材にきたテレビクルー。
目的を隠して儀式のために老婆が死ぬのを待っているけれど、中々死なずに暇を持て余す。村は電波も悪いし、食糧調達にも苦労する。
そんな…
死を追い、忙しさと苛立ちに周りが見えなくなる。
だが、死から解放され生を目の当たりにした時、生命の美しさと鮮やかさを痛感する。
この村は生きている。
生きることは素晴らしい、こんなにも美しい景色を…
このレビューはネタバレを含みます
老婆の死を待つ取材陣。
死のイメージが支配する冒頭。
骨というアイテムがそれを強調する。
織り込まれる生のイメージ。
人々の生活。
裏返ったところから自力で起き上がる亀。
フンコロガシ。
生き埋めで…
特殊効果はもちろんBGMもゼロ、
重要な人物やイベントであっても、観客がお天道様的視点にならないように不用意に画面上に映さない
結果、この映画には人の寿命や事故や、電波の限界に振り回されるただの男…
20年前のイラン、クルド人の住む村。
延々続く山間の土地で「木」が目印の地図って笑
独特の葬儀取材に内緒で訪れたTVクルー。酷く不謹慎。
なかなか亡くならないおばあさんに取材打ち切り笑
電波求め車で…
クルド系民族というマイノリティの文化を扱いながらも、カフェでの夫婦の何気ない会話などとても親しみを感じる。
冒頭の、詩を読みながら蛇行した道を車で走るシーンや、お婆さんを一目見るために子供と高台を登…
ついに最後までみれた!
テーマ舞台キャストから、ささやかなディテールいたるまですべて余すことなく素晴らしい、なにがって、生活と人間をほやほやの状態でみせてくれるところ。
わたしの好み!とゆうことに…
(C)1999 MK2 PRODUCTIONS-ABBAS KIAROSTAMI