フェリーニの妻ジュリエッタ・マシーナが役名もジュリエッタのまま、夫を愛し過ぎて壊れていく敬虔なキリスト教徒で真面目な妻。孤独になる事が不安という中年女性(共感)の心の闇が妄想になり現実との境目が曖昧…
>>続きを読む【内なる百鬼夜行】
フェリーニ作品はあまり観たことが無かったので、良い機会とばかりに、劇場に足を運んだ。
ジュリエッタはフェリーニの妻であり、そのままの名前で主演というのも、その時初めて知った位…
初カラー作品にしてジュリエッタ・マシーナのカムバック作。色んな点で違和感ありまくりだけど、それさえ楽しめる。
『甘い生活』以来の快楽的なノリとマシーナの泥臭い演技がぶつかり合って、フェリーニ夫妻の生…
映画は、フェリーニ独自の幻想的世界を通じて、主人公ジュリエッタの内面世界を丁寧に描き出している。彼女は日常生活のなかで、突如現れる幻影や奇妙な出来事に翻弄されながら、自らの記憶や欲望、愛への疑念とい…
>>続きを読む久しぶりにフェリーニ。本作を初めて観た時も凄みは感じたが、、、今回改めてリマスター版Blu-rayを視聴してみた。
百花繚乱の色彩とテクニカラー特有の粉っぽさがあいまって、性が吐露する死の質感を何…
サーカス大好き男による誇張しすぎた中年の危機
猥雑でいかがわしいものを描く喜びに満ちていて、信仰も絡んでくるとボスとかミケランジェロの聖アントニウスなんかが思い浮かぶノリ
間違いなく後のアングラムー…
カラーという武器を手に入れた小津は清楚に彼岸花を撮ったが、フェリーニはイマジネーションを全開放する。
色彩、ファッション、そしてこれらが画面上に絶妙に配される構図を通して画面から溢れ出る奇天烈なエネ…