新藤兼人はバケモンだなぁ。
永山則夫事件、20歳の誕生日直前犯人逮捕。1969年4月。で、この映画が1970年秋公開。おかしいだろ。
母から続く貧困を細かく追い、集団就職から底辺の仕事へ流れ着く構造…
原田大二郎の顔や体型がしっかり1968年でとても良いな。永山則夫という人物を背景から丁寧に描きつつ、映像もちゃんとカッコいい。渡辺文雄・小松方正・戸浦六宏・佐藤慶らが適材適所すぎて笑う。一晩寝ただけ…
>>続きを読む2025.03.5
監督.脚本:新藤兼人
出演乙羽信子(母 山田タケ)
原田大二郎(四男 山田道夫)
草野大悟(父 山田半二郎)
戸浦六宏(担任 権堂先生)
河原崎長一郎(フルーツ部…
連続射殺魔、永山則夫がモデルになっているが、一方で、高度成長期を裏で支えた東北地方の中卒集団就職の貧しく哀しい物語がテーマになっている。新藤監督は人間観察が鋭いですなぁ。
比べられるものではないが、…
新藤兼人監督作品。永山則夫連続射殺事件を題材にした作品。劇中では役名は永山則夫が山田道夫になっている。主人公の生い立ちから描かれており、思った以上に壮絶だった。大昔の話なのに、今観ても社会の状況は現…
>>続きを読む永山則夫の連続射殺事件に材を取っているが、則夫の生い立ち、家庭環境から、上京後の則夫の暮らし。職を失い、残ったのは拳銃だけ、というプロセスに説得力がある。新藤兼人の脚本(ほか2名)が、どこまでフィク…
>>続きを読む実際の事件、
『永山則夫連続射殺事件』を題材にした社会派ドラマ。
高度成長時代の負の輪郭を浮かび上がらせます。
貧しい上に子だくさんの家に産まれた、山田道夫。
貧しいがゆえに十分な教育が受けられず…
「裸の十九才」について、
“僕がいま、撮りたいのは、ようしゅるに、『イージーライダー』じゃからね。ま、僕の映画にはバタンコ(バイク)は出てこんけどねえ”by.新藤兼人
↑なるほどです。御大、参…
何発弾あんだっつうの。怒って大声出しながら死ぬばばあっていうのはクリシェかギャグかそれとも大まじめなのか。フェリーニならそんなこと自体気にならなかったのだから細部と全体の出来はそういうとこにまで響い…
>>続きを読む2024.3.23
れんが屋にて鑑賞
永山則夫連続射殺事件をモデルにした社会派。
捕まるまでを描く。
殺人という行為そのものはあっさりと描かれるし、なぜ殺したかを追っていく話ではないところが、こ…