スコリモフスキ監督がポーランドを離れるきっかけとなった問題作。完成当時、劇中のスターリン像が検閲に問題視されポーランドで公開禁止処分。14年後の1981年になってようやく上映許可がおり、新撮影の前後…
>>続きを読む《ポーランド映画祭》導入部現代パートが結構長い。検閲で14年間も封印されたことへの揶揄、レバノンの廃虚のシーケンスが印象的。オリジナル部分の列車内石膏遊び、乱痴気騒ぎは映像表現も前衛的で正直ついて…
>>続きを読む所有DVDBOX再鑑賞。アンジェイもの最終章。
検閲への憤りを記録映画的な断片から成る媒体の中に刻印したスコリモフスキは、本作品が自身の最高傑作であると断言している。このプロローグ部分は後のパナヒの…
「手を挙げろ!」
冒頭、スターリン主義時代。
貨車、元医学部の学生。中年の獣医。同窓パーティー、再会、反体制活動、回想、口論と自問、理想主義、非純応主義、青春時代、物欲。今、共産主義について…
所有物が増えるたび鍵が増える
結婚、車、別荘、愛人、
もしも鍵をぜんぶ無くしたら
捨て犬のように惨めになるかそれとも
自由の歓喜が訪れるだろうか
君を君の車の名前で呼ぶことにしよう
体を石膏で塗り…
85年の改訂版を鑑賞。この映画が元で国外での活動を余儀無くされたスコリモフスキが、当時の検閲官に対し恨み辛みをひたすら言い連ねるかなりパンキッシュなプロローグが約25分付随しているため、本編自体は1…
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