夜眠る、夢を見るという営みは、水の底に沈んでゆくことと似ている。果たして底につくのか、浮かび上がる保証はあるのか、やがては天地の感覚さえも不確かで、しかし逃れ難い。
この映画でも、夢と水が結びつく…
73/110
これまた わかりそうでわからない作品。
とにかく映像が美しいので、それを楽しんでいただけ。
でも、ツィゴイネルワイゼンよりも
ちょっとだけわかりやすく
ゾーっとするシーンは多かった…
鈴木清順と泉鏡花
この作品では、生と死、夢と現実は、境界の曖昧な表裏一体のものとして描かれる。それを繋ぐのは水と二人の女。
最も象徴されるは、かの有名なシーン。
崩壊してゆく舞台を駆け抜け、背景の…